2021/10/04 22:56
皆様こんにちは! 本日も、定期便でお送りしているお花について、よいはなスタッフが情報をお届けしたいと思います♪ 今回は、緑と紫という色の組み合わせをチョイスさせていただきました。 身が引き締まるような、とても品のある色合いが素敵ですね♪ 雅(みやび)を感じる 緑と紫は、きわめて日本的である雅(みやび)な御所風の配色のひとつで、古くから貴族の装束などに用いられてきました。 こういった配色は、原色である赤や黄色、黒といった中国大陸の影響を受けていた奈良時代の明快なものから、より日本的でデリケートなものへと研ぎ澄まされていった平安時代に生まれたものです。 十二単などの着物を見ていても、日本人が「世界の中でも稀にみる色彩感覚に優れた民族である」と言われる所以を感じることができます。 雅は英語で「エレガント」と訳すのですが、四季折々に合わせ微妙な配色の違いを楽しみ、その配色に名前を付けていた日本人独特の感性には、ひとことでは言い表せない奥深さがあります。 大輪アスターを主役に さてそんな雅な配色をテーマに、今回主役に選ばせていただいたのは、よいはなスタッフFさん一押しのお花、大輪アスターです。 アスターとはキク科のお花で、小菊に似ていることから「エゾギク」とも呼ばれています。 一般的にお花屋さんで見かけるのは、一本に小さい輪を幾つも付ける、スプレータイプではないでしょうか。 この時期になると、可愛らしく一本でもボリュームのあるアスターは名脇役としてお花屋さんで大活躍しています。 しかし大輪アスターは、枝をすべて取り除いて潔く一輪に栄養を集中させ、一本でもしっかり主役を張れるようにと品種改良されたアスターなのです。 確かに、花びらが密に重なり合って、ブリっとボリュームがありますよね(^^) ダリアでもバラでも、シャクヤクでもない、オシャレに主役を張れるお花として、 今お花屋さんの間で確かな地位を得ようとしているのが、この大輪アスターなのです。 紫色のアスターの花言葉は、「恋の勝利」「私の愛はあなたの愛より深い」です。 恋愛にまつわる花言葉ですね。というのも、マーガレットに似ているアスターの花は恋占いに使われることもあることから、こういった言葉が選ばれているのだそうですよ♪ ・・・とはいっても、一枚ずつむしっていたら終わりが見えないほどに、花びらが大量に詰まった大輪ブリブリのアスターですから、この花言葉が適用されるのかは、わかりませんが・・・・・(;’∀’) いえ、きっとさらに恋愛運が上がることでしょう! ビロードのケイトウの魅力 そしてこのアスターのサブ花材として選んだのが、緑色のケイトウです。 ビロードのような唯一無二の質感と、うねうねとした鶏のとさかのような特徴的な形を味わえるのが、ケイトウの魅力。 生産者の明日香園さんは、このうねうねをどう出すかとマニアックに拘っていらっしゃるようで、仕入れる側としてはそれがとても面白いのですが、最近はお花屋さんが気軽には手を出しにくいような高値がついている、見とれてしまうほどに美しく芸術的な仕上がりのケイトウも市場に並ぶようになりました。 ケイトウといえば、昔はお盆やお彼岸に見かけることが多かったお花ですね。 色も赤やオレンジが主流でしたが、現在では今回お届けした緑のように、ギフトやウエディングシーンでも人気のある、とてもオシャレな品種がたくさん出回っています。 また緑とはいっても、一本一本で微妙に色の出かたが変わってくるのがケイトウの面白さでもあります。 皆さんのところに届いたケイトウの色は、どんな緑色でしょうか? 萌黄色、若竹色、柳染め色、薄青色、常盤色・・・・・ アスターなどとともに、その雅な色をじっくりと楽しんで頂けたら、とても嬉しいです♪ というわけで、今回お届けしたすべての花材はこちらです。 アスター ボブパープルアッシュ アスター バイオレット ケイトウ アスカセレクトグリーン(明日香園) 下段:左から モカラ チャクワンブルー スモークグラス 皆様のご自宅でのコーディネート、Instagramでも投稿お待ちしております♪ #よいはな #yoihana @yoihana_flower そして次回の定期便は … 今年もこのシーズンがやってきました! 「ハロウィン」をテーマにお届けする予定です。是非、お楽しみに♪
上段:左から